以上の逆に、タスクリストを見ているときの私達は常に、「適切な行動」をとることだけが求められています。極端な言い方をすれば、そこで「強い感情に駆られている」ということ自体が不適切なのです。
人が強い感情に駆られているときというのは、行動が押しとどめられているケースが非常に多いのです。もちろん、極端な怒りによる攻撃行動などは少し違いますが、そのような行動はまずタスクリストに書かれているものではありません。
やるべきことの「すべて」がタスクリストに置かれているということや、このペースで行けば期限に間に合うということや、割り込みに対処できるシステムになっているということや、「これをやる価値があるのだろうか?」という疑問に答えられているということなどはすべて、障害が事前に取り除かれていなければいけないという発想が先にあるのです。
実際の仕事で感情を排除することはできないが、特にルーチンについては黙々とこなしたい。
もしくは仕事を進めるにあたり、極力感情・状況に左右されないように、リスト化しておく。
と、私は考えておりましたが、ここで述べられているものは、「そもそも感情的な時は手がつかない」です。
そして、「障害が事前に取り除かれている状態」というのは、作り出すのは事実上不可能な気がします。
直近で、「やるべきこと」うち全ては終わらせられてない私にとって、このテーマは非常に強い関心事項です。
……難しいなぁ。