Original Updated by webtreats
明日、祖父母の法事があります。
そこでお供えや幾ばくかのお金を包もうとしたときに、『薄墨で書くべきか?』の話が上がりました。
地域差もあるようなので、改めて調べ直した(ググった)ので、備忘録として記しておこうと思います。
結論: 薄墨で無くても良い
というコトのようです。
私がググった中では以下のサイトが一番分かりやすかったです。
不祝儀袋に名前や住所、金額等を書く時、あなたは薄墨(うすずみ)で書きますか?それとも濃墨(こずみ)で書きますか? どちらの方が良いのか、またどのような理由で薄墨を使うのか、そういった疑問を突き詰めてみましょう。
一部、引用して残しておきます。
「薄い文字を使う」というのにはいくつか説があります。
本来しっかり墨を磨り、黒い文字を書くべきなのですが、
- 悲しくて涙が止まらず、墨をいくら磨っても涙で墨が薄まった
- 悲しみで気力もなく、墨を磨る力も出なかった
- あまりに急な出来事なので十分に墨を磨る時間も惜しく、急いで駆け付けた
という説が有名です。いずれにしても、濃い墨をするつもりがしかたなく墨が薄くなってしまったという意味合いが含まれております。
3つ目の時間が惜しいというのは、なんとなく私にはスッと入ってきました。
1つ目は後付けのようにも感じます。
実は「祝儀は濃墨、不祝儀は薄墨でなくてはならない」といった決まりやマナーはありません。
むしろ、濃い墨のほうが故人を想いながら丁寧に墨を磨ってくれたというふうに受け止める方もいます。
また、この便利な現代社会にわざわざ硯で墨を磨って筆で書く人よりも筆ペンやプリンター使う人の方が圧倒的に多いのに、わざわざ薄い文字で書いたり印刷するというのは本末転倒だという考えのかたもいます。
本来、「不祝儀には薄い文字でも仕方ない」という意味だったのが、「不祝儀には薄い文字でなくてはいけない」というふうに誤って解釈され、それがいつの間にか世間に広まってしまったのです。
正確には「不祝儀には薄い文字で書かなくてはいけない」のではなく「不祝儀は薄い文字でも濃い文字でも良いが、祝儀の時には薄い文字を使ってはいけない」というのが正しい意味です。
勘違いが常識になるコトってありますよね。
正直、私自身は『薄墨必須派』だったのですが、認識を改めようと思います。
京都では不祝儀袋に薄墨で書くことは極まれなようで、ほとんどのかたは濃墨を使っているそうです。
そして薄墨を使う人も葬儀の時だけしか使わず、それ以降は全て濃墨を用いるようです。
地域差もあるようです。
ここまで来ると、毎回行く先々で調べるのは厳しいです。
結論2: 体裁よりも心が大事
そもそも日本は宗教の自由もありますし、上記のような地域差についても広く認める文化圏であります。
その他のサイトも見ましたが、大事なことは『故人を偲ぶ気持ち』だったり、受け側であれば『来てくれた方々へのありがたく思う気持ち』だというコトですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。