直近で2冊本を読みました。
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1冊目は、『【人とは…】みたいな大きなイメージ』を持って買いました。
2冊目は、『息抜き』に身近な(文字通り半径5メートル)イメージで買いました。
ところがそれぞれ読了した結果、この2冊は、本質的には同じコトを訴えていると感じました!驚き!!
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主訴
私が感じたまま書きます。
思考→実行→結果→より高いレベルの思考→より高いレベルの実行→より高いレベルの結果→…
この繰り返し。
何か見たことある。そう、PDCAサイクルです。
どちらの本も、考えて、やってみて、結果を受け止めて、で、また考えて…の繰り返しを、表現こそ違えど、『考えてやればその通りになる』というコトを伝えてくれました。
著者について
アール・ナイチンゲール
アール・ナイチンゲールさんはアメリカの人です。1921年生まれで1989年に亡くなられています。
『人間界発の神様』とまでいわれたそうです。
ラジオを中心に活動していたそうで、書籍は余り多くありません。
はあちゅう
はあちゅうさんは日本人です。1986年生まれで、今も作家・ブロガーとして活躍されています。
大学卒業後、大手商社→ベンチャー→フリーランスという経歴。
ブログ、書籍・雑誌だけで無く、テレビやSNSなど多くのメディアでも、そのチカラを発揮されています。
共通点
……見当たらない。
しかしながら、国も世代も異なる2人が見いだしたものは、エッセンシャルな部分で共通しているコトがたくさんあるように感じました。
本の内容
たとえば、アール・ナイチンゲールさんはこういっています。
健康になりたいのなら、まず自分が健康であると考えることである。生きる意思を持とうとするなら「生きること」を、自分の脳力を信じたければ自分の脳力を、昇進したいのなら昇進のことを考えればよいのだ。
アール・ナイチンゲール.人間は自分が考えているような人間になる
一方、はあちゅうさんはこうです。
成功する人は、「人生は思い通りになる」と信じています。そして、人生を諦めている人は「人生が思い通りになるはずがない」と思っています。どちらの考え方でも、その人が思っている通りになるのだと私は思います。
はあちゅう.半径5メートルの野望 完全版(講談社文庫)
少し具体的なものに踏み込んでいくと、次のようなカンジです。
アール・ナイチンゲールさん。
やるべきこと、奉仕する手段は無数にあるが、よいアイディアは一つありさえすればよい。静かな週末、あなたはどれくらいのアイディアを思い浮かべることができるだろう。しかし、一つだけよい考えが浮かべばよいのだ。
アール・ナイチンゲール.人間は自分が考えているような人間になる
そして、はあちゅうさん。
大きな夢も、ステップごとに細かく因数分解していけば小さな夢になります。そしてその夢をさらに分解すると、小さな「行動」に分かれていきます。
はあちゅう.半径5メートルの野望 完全版(講談社文庫)
ね、おんなじだと思いませんか。
後発のはあちゅうさんがパクったとか、そんなコトではありません。それまで色々考えて、やってきて、その繰り返しで、たどり着いたある1つの答えなんだと思います。
なるほど!と思ったところ
最終的に私が感じたコトは、先の通りですが、その途中過程、根拠などについては、それぞれの知見によるところです。当然、それぞれ異なります。
その中でも私の心に響いたのは、以下の部分でした。
アール・ナイチンゲールさん
今まで人生で考えてきたことのすべての結果が、現在のあなたの姿なのである。では、あなたは現在の地位に満足しているだろうか。
もし満足しているのなら、他に目標や願望はないのだろうか。もし満足していないのなら、どのような手段で現状を脱出すればよいのか。そのためには、何について考えなくてはならないのか──自分の考えをしっかり把握すること。そうすれば、将来の自分の姿が目に浮かんでくるはずだ。アール・ナイチンゲール.人間は自分が考えているような人間になる
「行動はペンよりも雄弁である」
アール・ナイチンゲール.人間は自分が考えているような人間になる
報酬は、奉仕に正比例するものであるということをつねに頭に入れておくことにしよう。あなたがより多くの人に奉仕できる手段──合理的で、しっかりとした、健全な手段──を見つけ出せば、報酬も増加していくのである。
アール・ナイチンゲール.人間は自分が考えているような人間になる
「妻は自分にふさわしい人物か」などと考える前に、「自分は妻にふさわしい人間か」と考えてみよう。お互いに違った面があるから価値があるのだ。
アール・ナイチンゲール.人間は自分が考えているような人間になる
アリストテレスは言う。
「人より優れた才能(つまり〝卓越さ〟)というものは、それがなんであれ、ただ訓練を繰り返し、それを日常の習慣にしてこそ初めて得られるのである。美徳を備え、優れた存在だから正しく行動できるのではなく、むしろ反対に、正しく行動するからこそこうした資質が身につくのである。日々何を習得しているかで人間の資質は決まるのだ。卓越さとは特別な脳力でなく、一つの習慣的行為なのである」アール・ナイチンゲール.人間は自分が考えているような人間になる
「目覚めなければ、夜は明けないのだ」とヘンリー・ディヴィッド・ソローは書いている。
アール・ナイチンゲール.人間は自分が考えているような人間になる
最後のなんかは、よく言われる「明けない夜は無い」という言葉と真逆をいっています。
目覚めないで、ただ単に時間的に迎える朝は、人生において、価値の無いまたは非常に僅少なものだと思えました。
はあちゅうさん
知らない他人を気にしている暇があるなら、大好きな誰かのために生きよう
はあちゅう.半径5メートルの野望 完全版(講談社文庫)
やりたいことをやるために、やらなくてはいけないことをやる」というのは全世界、どんな人にも共通するルールです。
はあちゅう.半径5メートルの野望 完全版(講談社文庫)
私は、「人との出会いは人生を変える」と思っているので、自分の周りを見渡して、今誰と一緒にいるかを定期的に見直しています。会っている人が日々変わるのは、人生が変化している証拠で、逆にずっと同じ人とばかり会っているなら新しい出会いを意識したほうがいいかもしれません。
はあちゅう.半径5メートルの野望 完全版(講談社文庫)
これをやろう」という一握りの前向きな感情と、特に才能のいらない単純な作業が、「行動」の正体です。
はあちゅう.半径5メートルの野望 完全版(講談社文庫)
「仕事」は休めるけれど、「自分自身」を休むことはできません。だから、自分にマッチした仕事、自分自身のやりたい仕事をしている人は、他の人から見て、仕事をずっとやっているように見えたとしても苦ではないのです。
はあちゅう.半径5メートルの野望 完全版(講談社文庫)
もし、世の中で言われている「自信がない」を言い換える言葉を探すとしたら、「批判が怖い」ではないでしょうか。でも、批判があるかどうかは、やってみないとわからないですし、批判があったところで、批判があることを予想していたのなら、すべて「想定内」です。だから、必要以上に恐れる必要なんてありません。
はあちゅう.半径5メートルの野望 完全版(講談社文庫)
一流の人たちが生きる世界というのは、努力していることが普通の世界だということ。
はあちゅう.半径5メートルの野望 完全版(講談社文庫)
夢」という言葉を使うと輝かしく思えるけれど、その実態は、行動。つまり「タスク(To Do)」です。
はあちゅう.半径5メートルの野望 完全版(講談社文庫)
無駄な選択肢なんて、迷いを増やすだけです。選択肢は、少なくていい。自分らしさというのは、余計なものをそぎ落とした時に初めて出てくるものです。
はあちゅう.半径5メートルの野望 完全版(講談社文庫)
行動するよりも、あれこれ悩んでいる時間のほうが長い人の夢は叶いません。悩んでいるフリをしても、叶える努力なんてしていませんから。悩んでいるうちは、動かなくてもいい理由が立つから、みんな無駄に悩むのです。でも本当は、行動に移すのが怖いから、悩んだフリで逃げているだけだと思います。そのことに、ちゃんと向き合ったほうがいい。
はあちゅう.半径5メートルの野望 完全版(講談社文庫)
「誰かを喜ばせる」ことを一生懸命考えていたら、暗いことを考えている暇はなくなります。だから常に元気でいるために、人のこともどんどん応援しましょう。
はあちゅう.半径5メートルの野望 完全版(講談社文庫)
あぁ、挙げきれない…。
上記は抜き出しているため、ちゃんと正しく受け止めるためには、前後の文脈も必要だと思います。
とりあえず、みんな買って読んだ方がいいよ (笑´∀`)
おわりに
この2冊の内容もさることながら、60歳以上離れた人間が、生きる世界を異にしながら、一定の真実にたどり着くというのは、とっても凄いコトだと思います。
とにかく、行動しないと何も進まない。
かといって、考えなく行動しても、徒労に終わる可能性が高い。
人間は考えるコトができる生き物。
今日、私はこの思いをブログにしました。
この記事を読んでくださったあなたは、次に何をしますか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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