2017年7月23日日曜日

理想目標管理システム(IPS)という手法はどんな課題解決にも当てはめられる



会社員の仕事関連で勉強していたら、こういうワードが出てきました。

『理想目標管理システム(Ideal Production System)』

IPS(Ideal production System)とは、ある代表製品群を対象に技術的な観点から究極的にコストダウンを図った場合、いくらで作れるかを算出し、それを理想目標としてその実現に向け全部門が一丸となって改善する手法をいいます。

via IPS(理想目標展開による極限コスト追求)|株式会社日本能率協会コンサルティング

先日、いろいろやる宣言した私。

これって、会社員としての仕事以外にも適用出来るんじゃないか?と思ったので、ここで紹介と自分の理解を記しておこうと思います。

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元々、製品関連の問題解決のアプローチ

冒頭の引用には、『IPS』は『手法』と言っています。

引用元は、『生産・サプライチェーン > コストダウン』のカテゴリで書かれています。

ある製品群に対してコストダウンを図ろうとしたときの、そのやり方。というコトです。

でも、これって『問題解決のアプローチ』部分だけ見れば、汎用的だよね。と今回私は思ったわけです。

IPSをちょっと深掘り

今さらですが、IPS細胞のコトじゃ無いですよ(笑´∀`)


通常スタイル

冗談はさておき

現状から理想を目指そうとしたとき、通常は以下のようなアプローチになると思います。

IPS_1

左から右へ、進みます。

今を見つめて、課題を見つけるわけですね。

ちょっと補足を追加すると、以下のような形になります。

IPS_2

ちなみに、真ん中の『すぐに成れそうな姿』は省略してもOKです。

ただ、いきなり理想になるのは難しいことでしょうから、複数のステップを踏むのが現実解かなと思います。

IPSスタイル

IPSでのアプローチは、以下の図のようなイメージであると、私は理解しました。

IPS_3

右に『理念』という箱が増えました。

ボトムアップで描いた理想では無く、その企業であったり、個人であったりが持つ『理念』。これをスタートにして、トップダウンで課題解決に挑むのです。

ここでいう『トップダウン』とは、必ずしも経営層とか株主とか、いわゆる『エライヒトタチ』のコトを必ずしも指しません。

あくまで、考え方として、です。

ゴールから逆算するのです。

そしてそのゴールは、ボトムアップ発想で描いたものではなく、現状のスキルや実態に縛られたものでは無く、『理念』からあるべき姿として描くのです。


すると、ゴールへたどり着くためのハードルの見え方が変わってきます。

左からのアプローチだと

「今は、ここまでの技術しか無いから、難しい」

と思えていたことが、視点を変えると

「この部分をクリアすれば、理想に近づける」

と考えるようになるのです。

そして、そのハードルに対して、「技術が無いから無理」ではなく、「その道が無理でも、こっちのやり方なら理想には近づけるんじゃ無いかな」と考えられるようになります。


これって、必ずしも生産とか物流とか、そういう分野に限ったことじゃないですよね。

自責と他責

いわゆる『自分事』か『他人事』か、というハナシにもつながってきます。

先の例で言うと、「技術的に無理」とは他責思考です。自分以外の人だったり何かだったりの制にして、ムリ!って言っている状況。

これに対して、それをクリアするためには…?と考えを継続させることは、自責思考です。


一般論ですが、他責はラクで、自責は大変です。

でも、自責の方が、自分で物事をコントロール出来ますし、自分がハンドルを握るコトになるわけです。

そして、人任せより自分でやる方が、だいたいの場合楽しいと思います。

おわりに

いろいろやると決めると、会社員としての仕事と、そうでないコトとが影響し合うようになるんですね。

今回は、会社員としての仕事の勉強が、ブログの記事のネタになりました。
もちろん、自分の理解を深めるコトにもなったと思います。

これも、自分の理念があるから、の結果だと思います。


さーて、勉強に戻らないと(^▽^;)


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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