『温故知新』とは、以下の意味である。
前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。
古いものをたずね求めて新しい事柄を知る意から。
▽「温」はたずね求める意。
一説に、冷たいものをあたため直し味わう意とも。
「故ふるきを温たずねて新あたらしきを知しる」または「故ふるきを温あたためて新あたらしきを知しる」と訓読する。
私は、新しいもの好きなので、古き物事を振り返ったりとかは、あまりしないのですが、これが活きてる事例、というか、『温故知新』が一昔に比べて、凄くなってる?と思ったコトがあったため、記しておこうと思います。
Ads.
Nスペを見た
番組内容
8/6(日)のテレビ番組:NHKスペシャルを見ました。
世界にも類をみない“戦災ビッグデータ”がある。1945年8月6日から今に至るまで、広島市が蓄積してきた約56万人に及ぶ被爆者たちの記録『原爆被爆者動態調査』。被爆直後、警察が医師とともに作成した検視調書や、救護所などがまとめた死没者名簿の上に、戦後、市が集めた戦災調査や個人データも加えられ、今も更新が続けられている超一級データだ。NHKは今回、この元データを初めて市から入手、最新のビッグデータ解析技術を駆使し、時系列に並べて地図に落とし込んだところ、特定の被爆地や、死没日、死因に極端な死者数の偏りがある“原爆死ホットスポット”が存在していたことがわかった。なぜ“ホットスポット”は生まれたのか。そして人々はそこでどのようにして亡くなっていったのか――。原爆投下から72年、知られざる被爆の真実に迫る。
72年前に起きた、歴史上最も悲惨な出来事のひとつ。
この番組では、『死因』の分析をしていました。
死因
原爆投下による死者は9万~16万人にのぼるとされています。
この中で、『急性原爆症』で亡くなられた方がいることが知られていました。
この死因は、爆心地から半径2.5kmの外側では極めて低いとされていたものだったそうなのですが、今回ビッグデータの解析によって、2.5kmより外側でも数カ所で局地的に多いところがあるコトが分かったのです。
パラダイムシフト
こういうと大袈裟かもしれませんが
それまで常識だと思われていたコトが、そうではないと分かった
というコトなのです。
番組中に出てきた研究家さんたちが、この番組のためにNHKが調べた結果に驚いているシーンがありました。
ここが、今回私が驚いたポイントです。
つまり
古きを温める手段が技術革新によってレベルアップしたコトで、今までに分からなかったコト・新しいコトが知れた
という事例を目の当たりにしたのです。
『温故知新』やるじゃん。
おわりに
今の時代、新しいものを追い求めるコトが何より大事だと思っていた自分にとって、古い物事を調べ続けるコトも、同じく大事なのだと、決して無意味ではないのだと感じました。
『温故知新』
これからは、少し(?)意識して、仕事などに活かしていきたいと思います。
そして、原爆投下によって亡くなられた方のご冥福を、改めてお祈りいたします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
※なお、8/9(水)に再放送がありますので、ご興味がある方はぜひ。