GWのさなか、以前に『これは良かった!』と勧められた番組があったので、NHKオンデマンドで見ました。
と、1つ前の以下の記事に書きました。
GWのさなか、以前に『これは良かった!』と勧められた番組があったので、NHKオンデマンドで見ました。
今回は、その中の1冊目を紹介しようと思います。
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リップマンの、『世論』
100de名著のメディアスペシャルで紹介された本の1冊目。
1冊目。リップマンの、『世論』
いきなり、2冊じゃん(;´Д`A ```
こちらはいわゆる『ステレオタイプ』の作られ方について、書かれているようです。
太っている人はマヨネーズが好き
みたいなものもそうですし
白人は黒人より優れている
とかいうのもそうです。
それが『真実』とは限らないのですが
人間が物事を理解するのに、その全てを見聞きすることは不可能なので、一定のフレームを設けて目の前のことを理解しようとする際に
この『ステレオタイプ』というのが役に立つわけです。
メディアのコトに触れると
このステレオタイプを前提にしておくと、いろいろ省力化して番組が作れます。
また、ステレオタイプの作成も出来るので
『メディアが中立』というのは幻想である
というコトも言われていました。(論客が言ってた。この本が言っているのかは、読んでないので分からない)
このあたりは、私の感覚にもフィットしたので
『なるほどぉ~』
と思った次第。
おわりに
世論って人はいないんですよね。
けど、多数の人の平均というか。下手したらそうにもなっていないかもしれない。
それは、マスメディアが作り上げたステレオタイプの1つなだけ。
新聞社もスポンサーがいるわけで、その意向をくんで新聞作るし
テレビもやっぱり同じで。このジャンルについてはあまり否定的に言わない。とか。
または大衆受けするもの、またはネット受けするもの。を作ったり。
また、テレビや新聞と違って、よく事実を検証もしないで発信ができる個人があふれているインターネットによって、増幅された意見。
色々なものに振り回されず、自分の頭でしっかり考えることが、よくよく大事になってきた時代なのではないか。
そう思った次第です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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