GWのさなか、以前に『これは良かった!』と勧められた番組があったので、NHKオンデマンドで見ました。
と、以下の記事に書きました。
GWのさなか、以前に『これは良かった!』と勧められた番組があったので、NHKオンデマンドで見ました。
今回は、その中の4冊目を紹介しようと思います。
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オーウェルの『一九八四年』
100de名著のメディアスペシャルで紹介された本の4冊目。最後です。
オーウェルの『一九八四年』
早川書房
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ディストピアの1つの姿について描かれている小説。
1984年の数十年前に書かれた、当時としては『近未来小説』であったそう。
全体国家の批判、思考の自由を奪うこと、二重思考について。
古い時代に書かれた本なのに、この内容が今の現状に当てはまっているのではないか。
という方が増えてきているのだとか。
戦前戦後の教育が180度反転した事例もそう。
2+2は5だと教えられたら、2+2は4だったときは忘れて、5なんだ!と言う風に記憶や記録を改ざんする。
トランプ大統領のパレードに集まった人数は、何人だったのか。
事実はこれくらいで、でも政府はこんなに来ていた。という。
これは思考停止を推進しているわけです。
その方が、権力者にとっては優位に働きます。
また、この小説の中には、Newspeakといって
単語を減らしたり、単語を持つ意味の幅を減らしたりする施策があるらしい。
『Free』という単語に、自由という意味があって、自由にするとか自由になるという意味もあって
でも、その中で限定的な意味しか持たせない。
こうすると、他の意味を知らなくなるので、やはり思考停止を促していくことになる。
おわりに
番組中、語られていたのが
こうした管理社会が怖い。ってコトでは無くて、今はそれを望んでいる気がする。
ってコトでした。
いろいろ監視されるけど、あまり考えることに力を注がなくて良くて
ある意味、楽に生きることが出来る。そうとも言えるわけです。
自由が必ずしも心地よいわけでは無くて、
「自由というコトは、ときに間違ったりもする」
というコトが分かると、
「失敗したくない!」ってなる人もいるよねぇ。と。
ちなみに
今回、4冊の本のリンクを張るのにAmazonで検索したのですが
1冊見つけたらしたら
『この本を商品を買った人はこんな商品も買っています』
と、残り3冊も一気にヒットしたコトに、驚きました w( ̄▽ ̄;)w
見てるなー、みんな。
それと同時に、リコメンド機能って、ステレオタイプを定義し、思考停止を促しているなぁ。
とも思った次第。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
>>NHK『100de名著スペシャル』の『メディア論』を見た
>>100de名著で紹介されていた本1冊目:リップマンの『世論』