2018/11/16に、フランスで開催中の「国際度量衡総会」でキログラム(kg)の提議改定案が承認されたそうです。
適用開始は、2019/5/20の世界計量記念日からとのこと。
しかし、実は同時にアンペア(A)・ケルビン(K)・モル(mol)の定義改定案も承認されています。
ただキログラムは、7つある【国際単位系(SI: International System of Units)】の中で唯一人工物基準の単位であったため、結構ニュースになっているようです。
Ads.
国際単位系:SIとは
世の中には、無数の単位がありますが、その中で7つだけ【国際単位系(略称SI)】と呼ばれる単位があるのです。
私も、最近知りました。
抜粋して記載しておきます。
そして、今回改訂になった単位について、緑に塗ってみました。
量 | 名称 | 記号 |
長さ | メートル | m |
質量 | キログラム | kg |
時間 | 秒 | s |
電流 | アンペア | A |
熱力学温度 | ケルビン | K |
物質量 | モル | mol |
光度 | カンデラ | cd |
影響
今回の変更による、日常生活への影響は、ほとんど無いそうです。
それはそうですよね……。
いきなり、1kgが、今の750gになります!なんてコトはさすがに無いわけで。
これによって、さらなる進歩が期待されるのは、ミクロの世界のテクノロジーとかそういったものです。
今までは「1kgはこの分銅が基準です」となっていた物が、原子レベルのものが基準になるコトで、ミクロなものが測れるようになるわけです。
質量の基準は1889年から「国際キログラム原器」と呼ばれる重りが使われてきたが、この重さが汚れや摩耗などでわずかに変化したことが近年判明。日常生活には影響しないレベルだが、微細な物質を扱う先端技術が進歩したことで、より厳密な定義が求められるようになった。
めぐりめぐって、身近なスマホとかにも影響が出てくるのですかねぇ。
おわりに
こういう『基準』ってなんか好きなんですよねぇ。(←)
なんでも、不変(普遍)のものに惹かれるというか。
「これは確かだ!」みたいなものに、頼りたいってコトかもしれません(;´▽`A``
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
誠文堂新光社
売り上げランキング: 134,301
大和書房
売り上げランキング: 38,272