先日、祖父が亡くなりました。
小さい頃は、父よりも祖父と接していた時間の方が長い時期もあったので、とてもショックでした。
満93歳で、途中15分の心停止を乗り越え、肝臓の半分くらいがんになっていて、それでも無くなったときは、睡眠時からの安らかな最期だったと看取った父から聞いたので、幸せだったのではないか、と思っています。
その葬儀の案内には「行年95」と書かれていて、
いや、数えでも満年齢+1なんだから94じゃないの??
そもそも、行年って何?みたいになったので、葬儀屋さんに聞きました。
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よく目にする「享年」は、一般的に使われる満年齢だそうです。
「行年」は数え年だそうです。
そして、私は誤解していたのですが、数え年とは『生まれたその瞬間1歳とかぞえるもの』というコトで、単純に1歳足せばいいと思っていたのですが、もう一つ条件があって、それは
1月1日に年をとる
というものです。
私の祖父は、大正15年11月生まれでした。なので、今月は満93歳です。
ところが、数え年だと、大正15年で1歳になり、翌年の1月1日に2歳になると数えるのです。(←ここを知りませんでした)
つまり、今年2020年(令和2年)は、1月だろうが、誕生日を迎えた11月以降だろうが、95歳と数えるのだそうです。
なので、単純に変換するならば
その年に既に誕生日を迎えていれば、年齢+1
まだ誕生日を迎えていなければ、年齢+1
が数え年になるようです。
と葬儀屋に教えてもらったのですが、ネットで調べたら、享年と行年とで真逆に書かれていました。
「享年(きょうねん)」とは、天から享(う)けた年数という意味で、数え年で考えます。 「行年(ぎょうねん)」とは、この世に生まれて何歳まで修行したかを意味する満年齢です。
地域差でしょうか……。
それとも、葬儀屋差でしょうか……。
ひとまず、その葬儀屋さんの流儀に従うってコトですかね……。
今回は身内だったので、その辺の差異がすぐに分かって気になって、確認したのですが、他で訃報を聞いたときは、「あの人、○歳まで頑張って生きたんだな。ただし、プラスマイナス2歳の誤差あり」みたいに、思っておくことにします……。
余談ですが、地域差といえば
四十九日ってあると思います。お墓に納骨する日。
地域によって、同じ法要を三十五日でするところもあるそうです。一時期、三十五日エリアに住んでいたことがあって、混乱した記憶があります。「え?なんで?一週早いじゃん??」みたいに。
おわりに
訃報とは突然やってきます。
心の整理などする暇もありません。
今回私は近親者だったのですが、最初に知らせをもらったときに、この年齢が気になってしまいました。故人については、いろんな以前の記憶がいろいろぼやぼやと思い起こされていたのですが、こういう数字系は気になってしまいました。
今後は、こういうコトに気を惑わされないように、ここに記しておくコトにしました。
同じように困惑される方が、過ごしでも減れば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。